ブログ訪問ありがとうございます。
雪丸です。
今回は家族セミナーで得たお話を開示していきます。
当事者の方が今は外部で働ける様になったり人との
交流を持ったり出来るまでのお話です。
私も含めて家族の方が沢山参加していました。
このブログを見ていただいている方の中にも
当事者の方や家族の方知り合いが困っている等
色んな方が居るかと思いますが
少しでも勇気や心構えとして見ていただけたら
幸いです。

人はそれぞれ違うので
全てに当てはまるわけでは有りません


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目次
親が見てしまう子供の将来像
まずはじめに【 親が見てしまう子供の将来像 】
これは子供と見ている方向が違うという事です。
親は10年後を見ていても子供は目の前の事しか見ていません。


将来どうするつもりなのか
心配でうるさく言っちゃうんだよな


大学卒業したって
やりたいこと無いのよね~
そう・・・これが親子のすれ違いです。
本当にやりたい事って簡単には見つからないのが現実
では無いでしょうか?
この視線の先の方向が違うことが子供を苦しめる
結果となって不登校やひきこもりとなってしまう事が
あるのです。
大学に入って1流企業に務める事を親は望みます。
その為には小学校や中学から【 勉強 】する事
だけを親は押し付けていきます。


塾にいきなさい!
皆より遅れるんじゃない!
徐々に膨らんだ風船は爆発します😵
『 皆は外で遊んでるのに僕だけ塾 』とか
『 寝る前まで勉強って皆しているのかな?』とか
自分の環境に不思議や不満が出てくるのです。
子供は経験値が無いため親の言うことを
素直に聞き入れる傾向がありますが子供にも
心があることを忘れないでください。
親が先読みしていると発する言葉も変わります。


大学に入って就職するのが
普通だと言われていたわ😣
『 ◯◯しなさい! 』と命令し
『 社会に出て立派になって!』など
言った記憶はありませんか?


道を作ってあげるのは
親の努めだろ?!
子供が大人になった時に困らないように。
しかしそれが逆効果を生み出すことを覚えて居てください。
出来ないことに恐怖を覚える
不登校や引きこもりの子供に多い傾向が
「 出来ないことへの恐怖心 」 が強いこと
『 失敗を恐れるな !』なんて言葉もありますが
引きこもってしまう子供達の多くが
『 失敗を恐れすぎる 』事。


ゴールを設定しても逆算して心配するクセが
あり、その事自体を遠ざけようとするのです。
これは我が家の例です
👉 勉強をする
👉 頑張って勉強しても100点取れなかったら
👉 テストを受けないようにする
👉 学校を休む
するとテスト自体を受けていないので
周りから色々言われる。
👉 追試がある
👉 追試も自信は無い
👉 学校に行かない日が増える
👉 休みだすと面倒で行かなくなる
どうでしょうか?
大人も会社をズル休みした後って行きにくいですよね😅
それと同じです。
このような心理になってしまうのは
『 完璧主義 』の子供が多いのです。
それは『 ◯◯はやってはダメ!』という言葉を
聞いてばかりいる子どもが多いという事です。


たとえば『 あなたなら受験は合格するわ 』
『 〇〇大学の偏差値なら大丈夫よ 』
『 あなたなら大丈夫だと思ったのに何故ダメだったの?』
なんて言葉を発したとします。
『 合格しなければ怒られるかもしれない 』
『 もしもこの偏差値でダメだったら・・』
『 ダメだった時はどうなるのだろう? 』
親の応援が時として負担になることもあります。
学校に行きたくないと言った時の対応
もしも我が子が『 学校に行きたくない 』と言ったら?!
きっとどんな親でも
『 なんで?!』と聞きながら問い詰めてしまうのでは
無いでしょうか?
そして『 こんな時は〇〇して~ 』などと
あたかも解ったように方向を指し示すと思います。
初期の頃はそれも有効かもしれないですし
低学年のうちはそれでいいと思います。
なぜなら判断力が無いですから。
しかしそれがいじめなどと具体性がある時は
それなりの対応が出来ますが、原因が定かでは無い時
それは有効とは限りません。
初期でも長期化してしまった時でも
やるべきことは
👉 体に何らかの反応が出てしまっている時は
迷わず休ませること
👉 否定的な言葉に気をつけること
👉 叱咤激励(しったげきれい)はしないこと
また原因としてもひとそれぞれあります。
👉 DV家族である
👉 聴覚過敏を持っている
👉 臭覚過敏を持っている
👉 強迫観念がある
などがあげられました。
夫婦仲が悪かったりDV家庭の場合は恐怖心で
部屋から出れなくなることもあります。
聴覚過敏では【 椅子を引く音 】【 ドアが開く音 】
が不快になる。
臭覚過敏では【 給食やお弁当の時間が辛い 】
強迫観念ではテストの点や授業中の生徒の読み上げ
や答えを言わされる等
提出物の期限に間に合わない = 休む
手をいつまでも洗う・お風呂から上がってこない。
自分でもわからない疾患に苦しんでいる可能性
があることを理解しながら
【 話を聞く 】事だけに注視しましょう。


決して嫌がる子を無理やり行かせるのは辞めましょう
頑張れは言わないで!
親としてどうしても言ってしまうのが
「 頑張れ!」というセリフです。
『 皆できてるのに うちの子は出来ない 』
それは親のあなたのモノサシでしか無いのです。
学校に行けない子供だからダメな子ではないのです。
子供は子供なりに頑張っています😅
ではどんな言葉掛けが良いのか?
『 頑張っているね 』です。
違いが解りますか?
『 頑張れ!』は追い込む言葉😣
『 頑張っているね 』は認めている言葉です😃
たとえばいつも100点を取っていた子供が
不登校になり30点しか取れなかったとします
不登校の間にも自宅で勉強をしていた結果
30点しか取れなかった
『 頑張れ 』と言いますか?
『 頑張ってるじゃない 』と言いますか?


頑張れ!って言っちゃうわ😣
自宅で勉強している姿が見れて良かったじゃない!
『 自宅で勉強頑張ってるね 』って言ってあげれる
そんな親になってください。
たとえばそれがゲームでも同じことです。
我が家では『 頑張ったから強くなっているんでしょ 』
と否定はしないように取り組んでいます。
うちの子は変じゃない!個性です
もしもアナタの子が空ばかりを見ている子だったら?
何もせずに・・・空ばかり見ている。
『 うちの子は変かな? 』と思うでしょうか?
それは個性的なのだと思うことは出来ませんか?
『 好奇心を育てる 』事に注視しましょ😃


一つのことに集中する事は大人になっても大事な事です。
実は私も空を見るのが大好きです。
色々な形の雲を生き物とか想像します。
親の心の余裕が問われる事かもしれませんが
焦っても答えは見つかりません。
視点を『 親目線から子供目線に変えること 』
それは10年先を見るのではなく子供が
今望むことを見る。
もしも、空ばかり見ているのなら
絵に書いてみたら? すっごい綺麗な色を
使って描くかもしれないですよ😃
「 そんな事やりたくない!」と言ったなら
親のあなたがやってみせる✒
「 お母さんの空の色は味気ないから書き足して
くれない?」と協力を仰ぐのも良いではないですか😉
では次はセミナーで得た当事者さん達のお話です。
当事者の話:色々
これは家族セミナーで当事者達が語ってくれた
内容を抜粋しています。
👉中卒で釣りにしか興味がない。
👉釣り場でいろんなおじさんと色々教わる。
👉コミュニケーション能力を育てる事が出来た。
👉魚をさばくのが上手になる。
👉色々な店でバイトをする。
👉魚をさばく能力をかわれ引き抜きに合う。
👉大手チェーン店の店長に抜擢
👉現在2児の父親
👉独立する。
👉親の離婚・引越し・転校理由はわからないが
引きこもる
👉カーテン閉め切り昼夜逆転の生活
👉高校は行ったが信頼していた先生に裏切られたと
感じ荷物を置いてだまって早退
先生にも怒られてそのまま行きづらくなる。
👉大学生時代、提出物の期限が間に合わず
休みだす。
👉自分のクオリティーに有ったものを提出したいが間に合わず
周りからも提出してない事を言われる。
👉学校に行かなくなる。
周りから言われる事で外に出ても人の目が気になりだす。
👉母親からは「 学校に行きなさい 」と言われる。
👉行かないといけない事は理解しているがイライラする。
👉高校=大学=仕事がライフスタイルだと思っていたが
出来ない自分は『 障害 』なのだと思う。
👉暇つぶしに相談センターに親と一緒に来設
👉相談センターは根暗な集まりのイメージ
👉10代グループに誘われ参加
👉周りを拒絶していたがセンターに人が受け止めてくれた。
👉中学から引きこもり。
👉ゲームの世界に没頭。
👉相手の素性表情もはわからないゲームが
良かった。
👉食事出来る時を出来ない時があった。
👉ある時 買い物に出た時に体力が落ちている事に
気づく。
👉散歩を始めようと思う。
玄関を開けるだけで『 無理だ 』と思うことも多かった。
👉気持ちが乗ったときだけ外に出てみる。
👉数分だけで終わることも多かったし
筋肉痛になることもあった。
👉外に出ると吐いてしまう。
👉親戚の家に手伝いに行くようになる。
(数分の所もトイレに駆け込むため
何時間もかかる)
👉人に相談するのが苦痛。
👉相談センター知っていたが親だけ利用
👉相談センターを利用してみる
👉学習支援塾で教えるようになる
そして全ての人が言っていたのは
「 親が信じて待っていてくれたこと 」
「 親が味方で居てくれたこと 」
「 親が否定しなかったこと 」
をあげています。
「 知らない人に相談は無理 」とも言っています。
これは彼らの氷が溶けるまではムリという事で
一生相談出来ないわけでは無いという事です。
日によって違う気分の波
良くTVでも強制的に民間の支援業者が介入して
居るのを見ている方も居るかと思います。
でも彼らは「無理やり」を嫌います。
日によって機嫌が悪かったり・良かったり😅
上の当事者談でもあるように
日によって散歩が出来るけれど
次の日は玄関で気分が悪くなってしまったり。


我が家も同じです。
正直 体の大きくなった息子とやり合うのも
コチラの体力が持たないので避けたいものです。
日によってはすっごい態度が悪かったりもします。
寝起きは機嫌悪いけど夜になったら
普通に戻ってたとかザラにあります。
そして外に行くと機嫌は極悪です。
それは私の「歩くのが遅いから疲れる」との
事で・・・
「だったら一人で出かけなさい!」って
言いますが
引きこもり前のように一人では
出かけないのです。
人に見られたくない心情を知っているから
あまり言いませんが。
あとは「夕飯が思ってたのと違う」だけで
機嫌は一気に急降下します。
これも各家庭の子供によると思うので
そこは親が何で機嫌が悪くなるのかを
見抜いて行くことです。
「 何をしていても機嫌が悪い 」って家庭も
あるようです。
我が家では何でもバカっぽく言うように
していて
「 お前、態度わる!同じ時間を
過ごすなら怒ってたら勿体ないよ 」
と平気で言っちゃいます。
もし逆上したら?
「 間違ってるか?」と聞きます。
「イライラは人に移るの!
私がイライラしてたらお前も気分悪いだろ?」
「それはお互いサマなんだよ」と。
ビクビク相手の動向を見ていると
それが逆にイライラさせる原因かもしれない
と私は考えるからです。
正しいことを伝える。
生きているだけでありがとう


これもセミナーで言ってたことですが
多くの引きこもり家庭の親は
「 真剣に命と向き合っていない 」事
親から子供への気持ち
「 ありがとう 」をもっと伝えて欲しい。
「 生きているだけでありがとう 」
「 ご飯食べてくれてありがとう 」
「 掃除してくれて助かったよ 」
「 お皿下げてくれて助かったよ 」
「 生まれてくれてありがとう 」😉
この反面で
「◯◯やっておいて!」は言わない事
自主的にやってくれた時は
大げさでも良いです!
泣いてしまっても良いです!
「 ありがとう 」って褒めてあげてください。
お金の話をするのも一つ
ある程度の年齢に達している引きこもりの
方には「 家計の話 」をしておくように。
とアドバイスをしていただきました。
「 ライフプラン 」を明確にしておくと
いう事。
高齢化の家庭に存在する
外に出れない方々も多く存在するのも現実
仕事もしてない子供を置いて先に
死ねないと思いますよね😣
保険や家屋を売るなどの選択
預貯金の切り崩し。
子供は働けないし・・・どうしましょ?
それは当事者ときちんと話をする機会を
得ることです。
先々のライフスタイルの相談に乗ってくれる
窓口を探すことです。
各自治体での支援に頼ってみましょう。
そんな中できちんと月々どれくらいの出費が
あるのか。
自分たちの年金が入らなかったらどれ位に
なるのか。
そして引きこもっている子供の年金は
支払ってあげて欲しいとの事でした。
もしムリなのであれば
控除などの申請をするなど窓口に
相談して欲しいとも。
いろんな機関と繋がりながら
解決出来る道を探していきましょう😉
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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